文章:鳥羽 賢(All About「世界のニュース・トレンド」旧ガイド)
10月23日の週になって、月曜から木曜まで4日連続でニューヨークの
ダウ工業平均が史上最高値を更新しています。また日本を含め他国の株式市場も好調で、5月から6月にかけて「世界同時株安」などと言われていたのに、いつの間にか「世界同時株高」になっています。
あっちもコッチも上がる株式市場
<高値更新済み、又は間近の株式指数一覧> |
| 韓国の最近10年高値は今年の5月に記録。それ以外は全て2000年のITバブル時の数値。 |
報道されているのは主にニューヨーク・ダウ工業平均の高値更新ですが、他にも株が上がっている国はたくさんあります。例えば、今話題の中国株が上場している香港市場。香港市場のインデックスには
ハンセン指数がありますが、10月26日の終値は約18,350でした。ハンセン指数が史上最高値をつけたのは、世界がITバブルに沸いた2000年3月の約18,390でしたので、もう最高値更新寸前まできています。
そしてシンガポール市場の指数であるST工業種も、10月26日の終値は約2,741で、これは2000年春につけた最高値をすでに抜いてしまっています。アジアだけではなくヨーロッパでも、ロンドンのFTSE100が2000年春につけた史上最高値に迫っています。あと1〜2ヶ月したら、ロンドン市場の最高値更新がニュースになるかもしれません。
今回の株高は「バブル」というほどの勢いで上がってなく、どこの国でもややゆっくりと上昇しています。そのために大々的にニュースになることはないのですが、このような上げの方が着実でいいかもしれません。
株高の理由(ワケ)
今回なぜ株が上がっているのか、意見が分かれるところですが、ガイドの考える理由としていくつかのものがあります。なお前提条件として、世界各国の株式市場はアメリカ市場に大きく影響されるというものがあります。つまり、世界で株が上がっているのは、アメリカ市場が上がっているためと考えてもいいのです。世界の株高の理由を探るためには、まずはアメリカ株の強さの理由を考えてみることが先決になります。
→次のページでは、アメリカ株の好調さの原因を探って見ます。