食品の安全性について関心が高まる昨今ですが、逆に食品のクオリティを賞するものとして有名なものに「モンドセレクション」があります。日本でも様々な商品が賞を獲得し、その知名度は年々高まっているところ。今さらながらこのモンドセレクション、一体どんなものなのでしょう?
モンドセレクションは美食の国・ベルギー生まれ
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| 受賞後はむこう5年間にわたり、パッケージなどに表示することができる©Monde Selection - International Institute for Quality Selections |
モンドセレクションが誕生したのは今から40年以上前の1961年。ベルギー政府の主導のもとで、独立系国際機関としてブリュッセルに設立されました。
毎年、世界各国からエントリーされる多数の製品を独自の基準でテイスティング&分析。一定以上の得点を獲得したものに賞を与えています。47回目となる2008年には、72ヶ国から1,750もの製品がエントリー。それらは60人余りの専門家や学者たちによって丁寧に審査されました。
審査結果によって与えられる賞は以下の4つです。
・最高金賞 パルム賞: 最低90点の得点
・金賞: 最低80点の得点
・銀賞: 最低70点の得点
・銅賞: 最低60点の得点
モンドセレクションは順位を競うものではないので、それぞれの賞の数に制限はありません。基準さえ満たせば受賞が可能です。ちなみに企業によってはとくに受賞の公表を望まない場合もあるので、受賞リストの公開はしていません(もちろん各企業がPRすることはできますが)。
意外に険しいエントリーへの道
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| 2008/5/31〜6/2にオーストリアのウィーンで開催されたモンドセレクション授賞式。開幕式の後にはガラディナーパーティが行われた©Monde Selection - International Institute for Quality Selections |
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| 受賞者には賞状とメダルが贈られる©Monde Selection - International Institute for Quality Selections |
モンドセレクションの大きな特徴は自らでエントリーするスタイルであること。そしてエントリーが有料ということ。しかも1製品につき1100ユーロ(約13万5000円)とかなり高額です。また、エントリーシートも英語で記入しなければなりません。
モンドセレクションは比較的受賞しやすいという人もいますが、そもそもエントリーへのハードルを高くすることで、一定以上のレベルのものが集まっているともいえるでしょう。無料エントリーにすればおそらく玉石混淆となり、審査に膨大な手間を要してしまいます。
一方、それほどまでに高いエントリー料を払っても、エントリーする企業が年々増えているのはなぜか? 大きな理由はなんといっても、その宣伝効果。とくに日本のようにモンドセレクションの知名度の高い国では、「モンドセレクション金賞受賞」などと謳うことで、ある程度のマーケティング効果が期待できます。もちろん目的がなんであれ、受賞によって商品の高い品質が証明されることに違いはありません。